2022年4月19日の世界のできごと

武力紛争と攻撃

2022年のロシアによるウクライナ侵攻

ウクライナ東部のクラマトルスクにおける爆発により、民間人が1名死亡、他数名が負傷した(Times of Israel)。

ウクライナ北東部攻勢

ハルキウの住宅街にて、ロシア軍のミサイル攻撃により少なくとも4名が死亡、3名が負傷した(AP)。

ウクライナ東部攻勢

ウクライナ大統領の Volodymyr Zelensky は、ロシア軍が予想されていた通りドンバス地域への侵攻を開始した、と述べた(BBC NewsReuters)。

イスラエル・パレスチナ紛争

イスラエル国防軍によると、ガザ地区からイスラエル南部に向けてミサイルが撃たれたが、アイアンドーム(イスラエルの防空システム)によって撃ち落とされた(Times of Israel)。ハマース(イスラーム原理主義を掲げるパレスチナの政党)による攻撃と見られている。

ガザ地区からのミサイル攻撃の報復として、イスラエル国防軍はガザ地区のハマースの武器製造施設を空襲した(Reuters)。 死傷者はいなかった。

ヨルダン川西岸地区(West Bank)のホメシュ(Homesh)において、イスラエル人入植者数千人が前哨基地へ行進した。パレスチナ人が抗議運動を行ったが、入植者を警備するイスラエル国防軍のゴム弾や催涙ガスにより少なくとも40名のパレスチナ人が負傷した(Al Jazeera)。

2022年のカブールの学校における爆発事件

アフガニスタンの首都カブール西部にある高校で爆発が3回起き、少なくとも6名が死亡、その他多くの生徒が負傷した(Reuters)。

2022年のスリランカ抗議運動

スリランカのランブッカナ(Rambukkana)において抗議運動参加者と警察の間で衝突が起き、1名が死亡、他14名が負傷した(BBC News)。 スリランカでは輸入のための外貨不足による過剰なインフレや大規模な停電により政府への抗議運動が続いている1

国際関係

ロシア・ウクライナ戦争

2022年のロシアによるウクライナ侵攻への国際的な反応

ロシア外務省は、21名のベルギーの外交官、15名のオランダ外交官、4名のオーストリア外交官を報復措置として追放2した(The Moscow TimesAnadolu Agency)。

ロシア・ウクライナ戦争における国際的な制裁

ギリシャは、EUの対ロシア制裁の一環として、エヴィア島沖でロシアの石油タンカーLana(3月にPegasから改名)を押収した(Reuters)。 タンカーには19名のロシア人船員が乗っていた。

イラン・イスラエル関係、イラン・イスラエル代理紛争

イラン大統領 Ebrahim Raisi は、イラン国軍記念日での演説において、イスラエルのいかなる攻撃的な行動にも対応すると警告した(DWAl Jazeera)。

中国・ソロモン諸島関係

中国は、ソロモン諸島と広範な安全保障条約3を結んだ、と述べた(Al Jazeera)。

政治と選挙

2022年の東ティモールの大統領選挙

東ティモール民主共和国(通称東ティモール)の大統領選挙において、José Ramos-Horta と現職の Francisco Guterres による決選投票が行われる(The Guardian)。

科学と技術

アメリカ合衆国は世界で初めて対衛星のミサイル実験を禁じた(BBC News)。


  1. 2022年4月3日の世界のできごとを参照。 ↩︎

  2. ペルソナ・ノン・グラータ(persona non grata)であると宣言したということ。2022年4月5日の世界のできごとの脚注9を参照。 ↩︎

  3. 2022年4月18日の世界のできごとも参照。 ↩︎