2022年4月26日の世界のできごと

武力紛争と攻撃

2022年のロシアによるウクライナ侵攻

ロシア・ウクライナ戦争における対外援助

英国軍相の James Heappey は、ウクライナがイギリスの武器を用いてロシア内の目標を攻撃することは「完全に正当である」と述べた。(The Guardian

ロシア国防省は、ロシアの領土を攻撃するように「ウクライナを焚きつけている」としてイギリスを非難し、いかなる攻撃に対しても「相応の対応」をとる、と述べた。(BBC News

ドイツが初めてウクライナに重兵器を提供することを発表した。ゲパルト自走対空砲の提供が許可された。(Reuters

2022年のロシア・ウクライナ和平交渉

国際連合事務総長の António Guterres がモスクワを訪れた。António Guterres はロシア外相 Sergei Lavrov との会談でウクライナにおける停戦を呼びかけた。ロシア大統領 Vladimir Putin との会談も予定されている。(The Hindu

その他

ロシア外相の Sergey Lavrov は、ウクライナに提供された兵器はロシア軍の正当な攻撃対象になると述べた。また、「NATOは実質的にロシアとの代理戦争を行っている」とも述べ、第三次世界大戦にエスカレートするリスクを警告した。(Al JazeeraThe Independent

トランスニストリア紛争

2022年のトランスニストリアにおける攻撃

昨日のトランスニストリアにおけるラジオマストと部隊への攻撃を受け、モルドバは緊急安全保障理事会を招集した。モルドバ大統領の Maia Sandu は軍の戦闘態勢を強化し、トランスニストリア境界でのパトロールを増やし警戒を強めると述べた。(Reuters

2022年のカラチ大学爆弾事件

パキスタン南部の都市カラチにて、バルチスタン解放軍1(Balochi Liberation Army, BLA)の女性隊員がミニバスに自爆攻撃を行い、中国人の語学教師3名とパキスタン人の運転手1名が死亡した。(BBCReuters

BLA はパキスタン政府や中国パキスタン経済回廊(China-Pakistan Economic Corridor, CPEC)構想を非難しており、テロ攻撃を散発的に行っている1

マグリブにおける反乱

ニジェール共和国との国境から50kmも離れていないベナン共和国のカリママにおいて、正体が特定されていない武装者らが警察署を襲撃し、少なくとも1名の警官が死亡、他数人が負傷した。(Reuters

ビジネスと経済

ヨーロッパのエネルギー分野におけるロシア

2022年のロシア・EU間のガス論争

ロシアのエネルギー大手 Gazprom は、4月分の支払いがルーブルで行われなかったため、PGNiG(ポーランド)と Bulgargaz(ブルガリア)へのガス供給を止めると発表した。 ポーランドおよびブルガリアは、これを契約違反であるとして非難している。アナリストは、ブルガリアは必要なガスの90%をロシアから輸入しているため、重大な問題となると述べた。(Deutsche WelleRzeczpospolitaReuters

健康と環境

COVID-19 パンデミック

アメリカ合衆国における COVID-19 パンデミック

アメリカ合衆国副大統領の Kamala Harris が COVID-19 検査で陽性になった。Kamala Harris は無症状で、大統領夫妻と濃厚接触していない。(CNBC

法律と犯罪

Veshkayma 幼稚園銃乱射事件

ロシアのウリヤノフスク州の Veshkayma にある幼稚園で武装した男1名が発砲し、2名の子供と1名の教師が死亡、他1名の教師が負傷した。犯行後、犯人は自殺した。(Reuters

科学と技術

地球から見ると、4月26日朝に月、木星、金星が整列する。(Space.com


  1. バルチスタン解放軍(BLA) | 国際テロリズム要覧2021 | 公安調査庁を参照。 ↩︎