2022年7月29日の世界のできごと

武力紛争と攻撃

2022年のロシアによるウクライナ侵攻

Olenivka 刑務所爆発

ロシアおよびドネツィク人民共和国(DPR)は、DPR が支配するドネツィク州 Olenivka にあるウクライナ人の戦争捕虜を収容する刑務所が砲撃され、53名が死亡、他75名が負傷した、と述べた。ロシアおよびウクライナは、攻撃について互いを非難している。(AP

2022年のロシアによるウクライナ侵攻における戦争犯罪

ロシア軍兵士とみられる人物がウクライナ人戦争捕虜を去勢する動画がソーシャルメディアに投稿された。ドネツィク州 Sievierodonetsk で撮影されたと推測されている。動画は独自に検証されていない。ウクライナ政府は報復を宣言している。(BBC NewsTelegraphThe GuardianSky News

その他

ウクライナ南部のムィコラーイウ州知事 Vitaliy Kim は、ロシア軍が同地域のバス停を爆撃し、民間人5名が死亡、7名が負傷した、と述べた。(AFP News via Barron’s

イスラエル・パレスチナ紛争

16歳のパレスチナ人がヨルダン川西岸地区にある村 al-Mughayyir でイスラエル国防軍との衝突において死亡した。(Al BawabaTimes of Israel

その他

アフガニスタンの首都カブールにある国際クリケットスタジアムにおいて、試合中に手榴弾が爆発し観客13名が負傷した。(AP

災害と事故

2022年のケンタッキー州東部における洪水

米国ケンタッキー州で発生している洪水による死亡者数が少なくとも16名に達した。(CNN

2022年のアラブ首長国連邦における洪水

アラブ首長国連邦(United Arab Emirates、UAE)における過去27年間で最も激しい雨により、UAE北部から東部にかけて洪水が起き、7名が死亡した。(Khaleej Times

その他

イランの首都付近で洪水が2日間続き、少なくとも24名が死亡、他19名が行方不明となっている。(AFP via MSNNDTV

メキシコ北東部のタマウリパス州にある製油所で火災が起き、従業員1名が死亡、他1名が行方不明となった。(AP

健康と環境

2022年のサル痘流行

2022年のカナダにおけるサル痘流行

カナダのブリティッシュコロンビア州保健省は、ハイリスクグループに対してサル痘ワクチンを提供する、と述べた。(Vancouver Sun

2022年のアメリカ合衆国におけるサル痘流行

米国ニューヨーク州は、サル痘感染が広がるなか、緊急事態宣言を発した。ニューヨーク州ではこれまでおよそ1,200件のサル痘感染が確認されている。(MSN

2022年のブラジルにおけるサル痘流行

ブラジルにおいて、41歳の男性がサル痘感染により死亡した。男性はリンパ腫を患っており免疫系が弱まっていたとされる。サル痘感染による死亡はアフリカ以外ではこれが初めてである。(Reuters

2022年のフィリピンにおけるサル痘流行

フィリピンで初めてのサル痘感染が報告された。(Straits Times

2022年のスペインにおけるサル痘流行

スペインにおいて、サル痘感染による死亡者がはじめて報告された。サル痘感染による死亡は、これまでアフリカ、ブラジルでしか確認されておらず、ヨーロッパでは初めてである。(The Guardian

アメリカ合衆国におけるウエストナイルウイルス

米国コロラド州で2022年において初めてウェストナイルウィルス感染が報告された。ウェストナイルウィルスは蚊によって媒介され、感染者のほとんどは無症状である。感染者のおよそ20%は風邪のような症状を示し、1%未満が重症化する。コロラド州は2021年に175件の感染例が報告されており、11名が死亡している。(KXRM-TV

その他

先週米国で2013年以来初めて報告されたポリオ感染1について、遺伝検査によりロンドン2とエルサレム地域の下水から採取されたワクチン由来のウィルスと一致することが発表された。発生源や移動経路は明らかになっていない。(ProPublicaStat

国際関係

2022年のローマ教皇によるカナダ訪問

ローマ教皇がカナダのヌナブト準州イカルイトを訪問し、カナダの先住民寄宿学校における過去の虐待および文化的抑圧を謝罪した。ローマ教皇の今回のカナダ訪問における最後の訪問地となる。(CBC

法律と犯罪

2022年のロシアによるウクライナ侵攻における戦争犯罪、Vadim Shishimarin の裁判

キーウの裁判所は、ウクライナにおけるロシア兵の戦争犯罪に対する初の裁判において、Vadim Shishimarin への判決を終身刑から禁固15年に減刑した。Shishimarin の弁護士は、Shishimarin は捕虜交換によりロシアに帰還する可能性が高い、と述べた。(ABC News


  1. 2022年7月21日の世界のできごとを参照。 ↩︎

  2. 2022年6月22日の世界のできごとを参照。 ↩︎